メソッド
メソッドとは
currentTimeMillis() を覚えてますか。前回、現在時刻を得るために使ったものです。
この currentTimeMillis() をメソッドと言います。
他にも drawRect()、drawString()、paint() などもメソッドです。
メソッドは中身を知らなくても呼び出せばその機能を使えます。 これまでは、既に用意されているメソッドを使っていたわけですが、自分でメソッドを作ることもできます。
メソッドの作成
メソッドは次のように作ります。
戻り値の型 メソッド名 (引数){ 処理 }
まず戻り値と言うのは、メソッドが返してくるものです。currentTimeMillis() は現在の時刻を long 型で返してきます。 この返却するものをどういった型で返すのかというのをメソッドを作るときに明示しておきます。
メソッド名は好きな名前を付けてください。 その次の引数とは、呼び出すときにメソッドに対して値などを引き渡す場合につかいます。 次のプログラムを見てください。
01 public void paint(Graphics g){
02 msg(g,100,100);
03 }
04
05 void msg(Graphics g, int x, int y){
06 g.drawString("メソッドを使った。",x,y);
07 }
2 行目で msg というメソッドを呼び出しています。 戻り値の型の void と言うのは空という意味で戻り値が無いときはこの型を使います。
6 行目で引数として受け取った x と y を使って描画する座標を決めています。
足し算メソッド
それでは、足し算をするメソッドをつくってみましょう。
01 int tasu(int num0, int num1){
02 return num0+num1;
03 }
04
05 public void paint(Graphics g){
06 int ans = tasu(12345, 67890);
07 g.drawString(ans, 100, 100);
08 }
1 〜 3 行目が足し算を行うメソッドです。 2 行目の return を使って足し算の結果を返しています。 戻り値がある場合は必ずこの return 文を書かなければいけません。
7 行目で tasu メソッドを呼び出しています。引数には足し算を行う 2 つの数を入れています。 この引数の足し算の結果が ruturn 文によって返されて int 型の変数 ans に格納されます。
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