マウスを使う
初期化
マウスを使うためには、プログラムに「 マウスを使う 」ということを書かなければいけません。
書き方は今まで書いてきたプログラムに赤字の部分を追加するだけです。
(プログラムには説明に必要な部分のみ記述しているため、このままコンパイルしてもエラーが出ます。)
01 import java.awt.event.*;
02
03 public class AAA extends Applet implements MouseListener{
04 public void init(){
05 addMouseListener(this);
06 }
07 }
最初の行で、マウスを使うためのパッケージの読み込みを行っています。
3 行目の赤字部分でマウスのイベントを受け取る機能を使えるようにしています。
4 行目の「 void init() 」によってプログラムの初期化を行います。 この初期化の内容が 5 行目の「 addMouseListener(this) 」で、マウスの動作を受け取ることが出来るようにしています。
イベント
次は、マウスでクリックなどの動作をしたとき、どのような処理をさせるのかを書きます。 このクリックといった動作をイベントと呼びます。
public void mousePressed(MouseEvent e){}
public void mouseClicked(MouseEvent e){}
public void mouseReleased(MouseEvent e){}
public void mouseEntered(MouseEvent e){}
public void mouseExited(MouseEvent e){}
各行がマウスの色々な動作に対応していて、実際にその動作がされたときに括弧内に記述してある処理が実行されます。
それぞれ、名前の通り
「 mousePressed 」はマウスのボタンが押されたとき
「 mouseClicked 」がクリックされたとき
「 mouseReleased 」がボタンを離したとき
「 mouseEntered 」はマウスがアプレット中に入ってきたとき
「 mouseExited 」は逆に出て行ったときに実行されます。
下のアプレットは、それぞれの動作が起こった時にメッセージを表示します。 どのような動作をするか確認してください。
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